私はインターネットなの

イラクの首都バグダッドで3日未明に起きた自爆テロの死者は4日までに、同国内で過去最悪規模の少なくとも213人に達した。

3日のテロでは、ラマダン(断食月)明けの祝祭日を控え買い物客であふれかえるカラダ地区の商店街で、自動車爆弾がさく裂。付近のビルに炎が広がり、犠牲が拡大した。

ISテロの死者213人に=過去最悪規模、首相が報復宣言-イラク:時事ドットコム


昨日バングラデシュの襲撃について言及したけれど、今日の朝起きてみたらイラクでも大規模テロ。
でもイラクのテロは私にとって果てしなく遠い。悲しいほどに遠い。現実味がなくて、もともとの無知が助長して、どこか遠い国の話。それは知り合いがいるかどうかとか、自分がその地を踏んだとか、その違いによると思うんだけど。それで普通、それ以上の感情は必要ないと、私自身も思っているんだけど。

私が時々読み返すブログの記事があって。

ポップコーンを食べながら白煙が上がるガザを眺め、飛んで行くロケットを指さしてハイエースの陰に隠れれば、人殺しを娯楽にしていると罵られるのがインターネットというところまでわかったがそれならば、ユーストリームで黒煙が上がるガザを眺めつつ、コーヒー飲みながらトースト食べてスマホでツイートしてるあなた方はどうなるの。セブンで買ったペプシ飲みながらじゃがりこつまんでマレーシアとガザとドネツクを行き来して決してミサイルの飛んでこない場所からいいねを稼げそうな話題を探してる人達はどうなの。世界はインターネットになってインターネットは世界なのに、何故か世界だけが非難されてインターネットは免罪される。あたりまえだよここはインターネットなんだから。

真性引き篭もり: 槍で刺せ

この記事は辛辣だけど真理を突いてる。本当にそうなのよ。私は部屋でコーヒーを飲みながら、遠くのテロや人殺しについてつらつらと書くだけ。自分は絶対的に平和な場所にいて、もちろん偽善だってわかってる。でもインターネットなの、私は。インターネットで、インターネットだからこそ、私は世界と繋がれるのよ。この記事は2年も前のモノだけど、自分の戒めとして読み返す。これからも、きっと。

誰にも奪われない日常を生きる

先日のトルコでのテロに続き、バングラディシュでも事件が起きてしまった。

首都ダッカには知り合いがいる。チラチラと彼らの顔を思い出しながら、今日はTwitterのTLを追いかけた一日だった。人質の人数が出て、犠牲者の人数が出て…敢えて計算をしないようにしてたけど、救出が完了した時点で日本人のカウントが合わなかったから嫌な予感がしてた。犠牲になったのは私の知らない方々だけれど、胸が詰まる思い。人質に対して拷問があった、というどこかのソースを読んだ。明日以降出てくるこの事件の詳細を私が読めるかどうか。でも読む。

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こういう事件があった日は、日々の何でもないことを愛したくなる。

わたしも踊りたい

SMAPの「idea」が最近のお気に入り、と昨日書いたけど、もうひとつ良く聴く曲があって、SAKEROCKの「One Tone」。ラストアルバム「SAYONARA」に収録されてる。リズミカルな曲なのに、哀しさがどこはかとなく漂って、もうずっとリピート中。

YouTubeに面白い動画を見つけた。

そう、この曲は聴きながらじっとしていられない。夜、街灯のない鶴見川の川辺を自転車で一気に駆け抜けながら聴きたい。マンションの階段を最上階から一階まで一気に駆け下りながら聴きたい。誰の目も気にしないで、ひたすらジャンプしながら、下手くそで無茶苦茶なダンスを踊りながら、聴いていたい。とりあえず身体を動かさないと聴いてられない、そんな曲。

動画見ながら、この女の子みたいに私も昔、アニソンのカセット聴きながら踊ってたこと思い出した。私がそのとき持ってたのはポンポンじゃなくて風呂敷……。本当は新体操のリボンが良かったんだけどね、無かったから。

SAYONARA

SAYONARA

トルコのテロ事件とSMAP「idea」

今朝の早朝、というか深夜3時くらいにTwitterのTLに流れてきた、トルコのアタチュルク国際空港で自爆テロというニュース。
この空港は私も以前に二度経由で使ったことがあって、9月にも利用予定だった。今日この空港を経由して日本へ帰国予定だった知人はチケットを取り直した。トルコが危ないと言われ始めて一年くらい経つけど、経由でさえも安全が保障されなくなりつつある。トルコがどんどん遠い国になっていく。

トルコの最大都市イスタンブールのアタチュルク国際空港で28日夜(日本時間29日未明)、2度の大きな爆発が起きた。ユルドゥルム首相は36人が死亡したと述べた。負傷者は140人以上いるとみられる。自爆犯は3人で、タクシーで空港に着いたという。

イスタンブールの空港で爆発、36人死亡 3人が自爆:朝日新聞デジタル

アルトゥンタシュさんは今回初めて日本を訪れる予定だった。「日本に行くのは長年の夢。その夢をかなえるために空港に来たのに、戦争のど真ん中に来たようだった。私は今、生きていることを心から感謝している。トルコにはもう、どこにも安全な場所はない」。

「トルコに安全な場所ない」空港騒然 銃乱射後に自爆か:朝日新聞デジタル



ここ数日、SMAPの「BIRDMAN」を聞いてる。リリースは1999年。2曲目の「idea」がお気に入り。出だしの草なぎ剛は低くて何言ってるかわからないし、中居正広の歌声は小さくてよく聞こえない。5人の声も今ほど揃ってなくてバラバラ。昔はその稚拙さが嫌いで彼らの曲を聞かなかったのに、今それを愛おしく感じるのは、SMAPの5人が成熟してしまったからだろう。この曲はSMAPの5人が若くはなくなった今だからこそ、無邪気で少し退屈そうな男の子たちの歌詞にグッと来るものがある。

僕らがいつかころんで
笑いながら起き上った
あの感覚を今でも知っているなら

BIRDMAN SMAP 013

BIRDMAN SMAP 013